
携帯事業部
お客さまに選ばれ使い続けていただくため、
携帯事業部では、スマートフォンを中心にIoT機器、XRデバイスなどさまざまなモバイル端末の開発・支援や地域・産業コミュニティの活性化、オープンな無線アクセスネットワーク「5G Open RANエコシステム(OREX®)」の海外展開に向けた支援など、モバイル端末に関連する事業を行っています。モバイル端末はお客さまが実際に手にする存在であり、それだけに移動通信の進化や可能性を最も実感することができるフィールドでもあります。
モバイル端末は電話やメールでヒトとヒトを繋ぐデバイスから、バーコード決済やおサイフ、動画コンテンツ配信、エージェントなどでヒトとサービスを繋ぐと共に、家電や自動車、スマートメーターといったモノとモノを繋ぐデバイスへと進化しています。このため通信の高度化、セキュリティの強化、多様なサービスへの対応も求められてきました。また、非地上系ネットワークやローカル5G、OREX®などさまざまなネットワークへの接続も必要です。さらに、リアルとデジタルの空間を融合することができるXRサービスも開始されるなど、その進化に終わりはありません。そのためのコントロールデバイスとして、今や日常生活で欠かせない存在となったモバイル端末はこれからも移動通信における重要な役割を担っていきます。
携帯事業部では、お客さまの驚きと幸せをめざすドコモグループのR&Dの一翼を担いながら、人々の暮らしと産業の発展を支える生活インフラとしての多様なモバイル端末の開発を通じて、移動通信の発展とお客さまへの価値提供に貢献し続けます。
*「OREX®」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

無線NW事業部
無線ネットワークは「つながって当たり前」。
さらにその先にある快適なモバイル通信をめざし、
無線NW事業部では、5GをはじめとしたICT技術の急速な発展やサービスの多様化による通信状況の変化に対応するべく、スマートフォンとモバイルネットワークをつなぐ無線基地局装置の設計から試験、更にサービス開始後の運用サポートも担っています。
また、移動中や混雑している場所でもお客さまが快適にご利用できる通信環境の実現に向けて、最適な基地局配置をするためのシミュレーションソフトウェアの開発や、ドコモネットワークのお客さま体感品質のAI解析やビッグデータ分析を行っています。
新たな業務領域の拡大に向けて、オープン無線アクセスネットワーク(OREX®)の海外展開、次世代のネットワーク構想である6G/IOWN®の実現に向けた無線技術開発の支援などに取り組んでいます。
私たちは、無線ネットワークを「つながって当たり前」から更に進化させ、多様なサービスを快適に利用いただける通信環境をお客さまに提供し続けるため、最先端のモバイル技術のスペシャリスト集団としてこれからも挑戦します。
*「OREX®」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
「IOWN®」は、NTT株式会社の商標又は登録商標です。

コアNW事業部
ドコモの音声通信を支える力。
通信キャリアの基盤となるネットワークの信頼性と多様性、柔軟性を支えています。
コアNW事業部では、ドコモの事業基盤を形成する音声ネットワークを支え、膨大なユーザーの通信制御を行うネットワークシステムの開発を行っています。
音声通話サービスであるVoLTE、オフィスリンクサービスなど、お客さまのコミュニケーションを豊かにするサービスのインフラソフトウェア開発を仕様検討・設計・試験・商用導入まで一手に担い、24時間365日安定的に通信サービスを提供する高品質なシステムの開発に努めています。私たちの強みは、ベンダフリーな立場から、世界中から最もコスト・パフォーマンスに優れた機器やソリューションを自由に選んで組み合わせることができる点、更に保守・運用部門との連携の中で、当初から運用を念頭においた開発が図れる点にあります。
また、 ITインフラ製品を駆使したネットワーク仮想化技術を活用することで、故障・被災時のお客さま影響の極小化や、日々増大・多様化するトラヒックに対して柔軟に対応可能なネットワークシステムの構築に大きく貢献しています。

パケットNW事業部
モバイルインターネットとスマートライフを実現する基盤を形成。
ドコモの高速・快適なデータ通信と、安心・安全で豊かなサービスを支えています。
パケットNW事業部では、ドコモのモバイルインターネットサービスを支えるパケット系ノード開発と、ドコモのスマートライフサービスを支えるマルチメディア系システム開発を行っています。これらの将来を見据えたシステム方式検討や新サービスの検討も行っています。
パケット系ノード開発では、5Gの導入やコンテンツのリッチ化によるデータ通信トラヒックの増大に呼応して、パケットネットワークの高速化や高信頼性を実現しています。また、ワールドワイドに人やモノが移動することに対応して国際ローミングを実現し、全世界でのストレスフリーなインターネットアクセス環境を実現し、更なる通信の高速・低遅延・大容量を実現する為、パケットネットワークの発展に寄与していきます。
マルチメディア系システム開発では、音声通信、パケット通信、SMSをインテグレーションしたキャリアならではの安心・安全ならびにお客さまの生活を豊かにするビジュアルボイスメール、通話録音サービスなどの個人/法人向け付加価値サービスの開発・機能拡充・商用維持管理までのトータルコーディネートを行っています。また、ネットワーク仮想化技術や優れたパフォーマンスのITインフラ製品、各種メディア系製品を組み合わせたサービス基盤の開発やお客さまの生活をより良くするための新サービスの検討も行っています。

NWマネジメント事業部
ドコモのビジネス・デジタルトランスフォーメーションを進めるオペレーションシステムやネットワークソリューションを提供します。
NWマネジメント事業部では、ドコモグループ事業のビジネス・デジタルトランスフォーメーションを進めるオペレーションシステム・ネットワークソリューションの開発に取り組んでいます。
オペレーションシステムの開発においては、ネットワークの保守・運用を目的としたオペレーションシステムの開発にとどまらず、ネットワークやシステムの高付加価値化を実現する役割を担っています。具体的には、きめ細やかな監視や試験などによって、ネットワークの安定性や品質を見守る基盤を構築するとともに、NWの建設・保守の自動化などを推進します。また、機能の高度化および仮想化技術の活用を図り、NWサービス状況の統合的な可視化にも積極的に取り組むことで、建設・保守・運用の効率化、生産性の向上を実現しています。
さらに、ドコモと多様なグローバルベンダが連携して提供するOpen RANサービスブランド「OREX®」の監視・制御を担うオペレーションシステムの開発も行っています。
ネットワークソリューションの開発においては、ドコモネットワーク部門と一体となり、サービスをお客さまへ安定的にお届けする確かな運用を支えるソリューションの開発と、ドコモグループ 事業の姿を大きく進化させるビジネス・デジタルトランスフォーメーションを実現するソリューションの開発を行っています。さらに、これらのソリューション開発を支えるプラットフォームを活用した様々なシステムのインテグレーションにも取り組んでいます。
*「OREX®」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

サービスインテグレーション事業部
高スキルエンジニア集団が、魅力的なスマートライフビジネスおよび法人ビジネスの提供と、そのさらなる高度化を実現します。
サービスインテグレーション事業部では、ドコモグループ収益拡大の柱である法人事業・スマートライフ事業を実現するインテグレーション業務を担うとともに、新たなビジネスの創出に向けたAI・ビッグデータ・IoTを中心とするテクノロジーの高度化に取り組んでいます。
ドコモグループが多様なサービスを積極的に展開し、お客さまに選ばれ続けるためには、スピーディーなサービス提供とお客さまからのフィードバックへの迅速な反映による継続的な価値向上が不可欠です。さらにXR、メタバースやweb3、大規模言語モデル(LLM)、AIエージェントといった新領域におけるビジネス開発も加速させて事業拡大を進めていく必要もあります。
私たちは、これまでに培った各種サービスの開発・提供に関する知見をベースに、ドコモの海外拠点とも連携しながら、クラウドコンピューティングやデータサイエンスなどの最新スキルの習得を進めています。アジャイル開発を実践できるエンジニア集団として、ドコモグループへの事業貢献をミッションに掲げ、提供中のサービスにおいても品質、セキュリティ、コストなどの最適化を図るべく、関連部門と連携しながら日々改善に取り組んでいます。また、SDGsの達成に向けて、環境・エネルギー関連を中心に技術を活用した社会課題の解決にも積極的に取り組んでいます。
「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向けて、将来のドコモグループのスマートライフ・法人事業を支え、技術とサービス開発で価値創造の一翼を担います。

知的財産部
知的財産のプロフェッショナル集団として、ドコモと共同でドコモグループの先進的な研究開発成果を保護・活用しています。
ドコモグループでは、新サービスや新たなネットワークシステムの研究開発などを活発に進めています。 それらの技術開発の成果は、お客さまへのサービス提供に活かされると同時に特許などの知的財産を生んでいます。
知的財産部では、これらの知的財産を迅速に確保し、かつ活用するための業務を担当しています。 具体的には、ドコモの知的財産部と連携し、特許・商標などの権利化業務、知的財産権を取り扱う契約の締結支援や履行管理、特許調査や出願動向の分析、輸出管理などの業務を受け持っています。
また、ドコモ・テクノロジ社内のスタッフ部門として、ドコモ・テクノロジの知的財産戦略の策定、知的財産に関する社内啓発活動、輸出管理などに関する業務も行っています。

R&D情報サービス部
R&Dセンタのセキュアで高品質な情報インフラを提供。ドコモグループの最先端技術開発を支えます。
ドコモR&Dセンタには、研究開発を効率的に行うためのビジネス基盤となる情報通信ネットワークが不可欠です。R&D情報サービス部では、R&Dセンタ内全体のセキュアな情報通信ネットワークの構築と運用・保守を行い、研究者や開発者に信頼される通信環境を提供しています。
また、開発部署が実験システム構築を行う際には、セキュリティ保護に関するコンサルティングやその後のシステム構築・保守を受託するなど研究開発に欠くことのできない開発環境構築の一端を担っています。
さらに、R&Dセンタ展示ホールにおいて、R&Dセンタにご来訪されたお客さまにドコモが実現しようとする移動体通信のビジョン、最新の技術開発成果をご案内するというR&Dセンタの広報的役割も担っています。