無線NW事業部 事業紹介

無線ネットワークは「つながって当たり前」。さらにその先にある快適なモバイル通信をめざし、最新の通信技術で最高の通信品質を実現します。

無線NW事業部では、スマートフォンなどのモバイル端末を、電波を使ってネットワークに接続するために必要な無線アクセス装置の開発や、お客様環境での電波品質測定、エリア検証や電波干渉に関するAI解析やビックデータ分析などを担当しています。

無線アクセス装置は、必要な通信量に見合った無線リソースの割り当て、通信品質を確保するためのモバイル端末と送受信する電波の強さの調整、お客様が移動しても通信が継続するための最適な基地局への接続の切り替えといった、時々刻々と変化する電波環境に対応した制御を実現するための装置です。5GをはじめとしたICTの高度化とサービスの多様化によって増大する通信量に対応するため、モバイル通信システムの機能・性能も日々進化しています。無線NW事業部では、この進化を実現するため、様々な無線アクセス装置の通信性能を追究するための開発(設計・試験・解析・検証等)を行っています。日々変動する通信状況にリアルタイムに追従すべく、通信に必要なパラメータの最適化を通して通信品質の維持と向上に貢献しています。

また無線アクセス装置の開発以外にも、限られた電波資源を有効に活用するための周波数共用検討として、電波シミュレーションや電波品質測定などを実施しています。それらの成果を社外に提供することで国の電波行政にも貢献しています。培ったノウハウは、エリア品質に関するシミュレーションソフトウェアの開発や、ドコモの広大なネットワークから得られる膨大なデータの解析・分析に活かし、ドコモのさらなる通信品質向上に寄与しています。

日々の業務で培った経験と実績を活用し、通信分野の発展に貢献できるような業務拡大も視野に入れ取り組んでいきます。

さらに通信キャリアや企業が持つ多様なニーズに応えられる柔軟なネットワーク構築を可能とする、オープンな無線アクセスネットワーク「5G Open RANエコシステム(OREX)」の海外展開をめざし、仮想化基地局「vRAN」の開発・評価に加え、海外での実証実験も実施しています。

また、次世代の革新的なネットワーク構想である6G-IOWNに向けた無線技術開発支援も行っており、将来に向けた新たな業務領域・更なる業務内容拡大をめざしています。

無線ネットワークは「つながって当たり前」。最先端のモバイル技術のスペシャリスト集団として開発・検証から技術提案までサポートし、お客様にとってより快適な通信環境と付加価値を提供すべく、私たちは挑戦し続けます。